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Birgit Lystager (ビアギッテ・ルゥストゥエア) – Vores Eget Lille Sted (Pretty World)

Birgit Lystager (ビアギッテ・ルゥストゥエア) - Birgit Lystager (1970) (ビアギッテ・ルゥストゥエアの世界) (New LP)

冬がくると聴きたくなる…、と言うか聴かなきゃいけない1曲と言えば、まずはこれ、

Birgit Lystager (ビアギッテ・ルゥストゥエア)の「Vores Eget Lille Sted (Pretty World)」です。

Birgit Lystager (ビアギッテ・ルゥストゥエア) – Birgit Lystager (1970) (ビアギッテ・ルゥストゥエアの世界) (New LP)

もうね、このジャケが僕的には冬の風物詩と化しているので必須です。曲自体は、ブラジルの作編曲家Antonio Adolfo作の「Sa Marina」が元で、さらにその英語Ver.が「Pretty World」(セルメンとか)で、たぶんどっちも全然冬の感じの歌詞じゃないのですが、なぜか僕的には、このビアギッテ・ルゥストゥエアVer.の「Vores Eget Lille Sted」だけは冬の感じです。演奏の雰囲気かな?特に繊細なイントロのギターが冬の感じ…。

ま、たぶん初めてこのレコードを引き当てた時の思い出が一番「冬」感を思わせている気がしますね。忘れもしない、今にも雪が降り出しそうなコペンハーゲンの外れのマンションの一室。ケントは元気かな〜。

ちなみに、この名演「Vores Eget Lille Sted (Pretty World)」を収録した作品『Birgit Lystager (ビアギッテ・ルゥストゥエア) – Birgit Lystager (1970) (ビアギッテ・ルゥストゥエアの世界) (New LP)』は、実は『プロダクション・デシネ』から形を変えて何度かリリースされています。

1. 3面見開きのデジパックCD (廃盤)

2. A式仕様の紙ジャケCD / ちょっとだけリマスター盤(廃盤)

3. E式仕様の紙ジャケCD / 根本的に&徹底的にリマスターした盤 / ジャケのデザインも一からやり直しているので、結構違う

4. 上記のリマスター盤をさらにアナログ用にさらにリマスターしたアナログLP

という具合だった気が。実際、2. → 3. はリマスターをやった僕的には劇的に音質が変わったと思っているのですが(そもそも使用したマスターの音源が違うし、かなり気合入れて準備したので)、特に誰にも気づいてもらえていないと思います。もし、3. のCDを持っている方がいたら「Vores Eget Lille Sted (Pretty World)」ので出だしをヘッドホンなどで聞いてもらえるとわかるかもですが、ものすごく美しいテープのノイズを拾えています。あれはスゴい、と、ちょっと感動した…。

ま、でも下手したら、「音が小さくなった」的なダメ評価かもw 音って大きい方が分かりやすい(でも、良し悪しとは基本的には関係ない。音量は再生装置で大きくできるので…)もんねw と言うことで、最後はどうでも良いグダグダ系の話ですが、まぁ、ジャケも含めて3. と 4.はとても良くできていると思います。4. のアナログ盤なんて、専用にジャケットの型まで作ったしねww さらにスゴイのは、ものスゴくオリジナルに近い紙の質感なんですが誰も興味ないか、そんなこと。

余談ですが、『プロダクション・デシネ』の前にフランスのレーベル(余裕で倒産したケド…)から出ていたCDやレコードに関しては、色々とクロいお話がイッパイ(ビアギッテ本人から聞いた話ですので書けませんケド)で、音楽への愛情なんてかけらも入っていない(入っているのはちょっとしたお金の匂い)ので、個人的にはすすめません。盤起こしも残念ながら…、ヘタです。そもそも、技術以前の問題でしょ、って話。

とまぁ、最後やっぱり脱線しかけたけど、そんな、色んな思い入れの詰まった作品の響きが良くなる季節です。ウットリ…。あ、そうそう、多分今夜の「デシネ・ショップ」では、『ビアギッテ・ルゥストゥエア特集』やっていますヨ。