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Rosinha de Valenca (ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサ) – St (1963)

Rosinha de Valenca (ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサ) - St (Used LP)

このジャケ、ホントにステキなんですよね…。

「スカートをはいたバーデン・パウエル」(このキャッチコピーも絶妙です…)こと、ブラジルの女性SSW/ギタリスト、ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサの1963年のデビュー作。ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサは芸名で、本名じゃないらしいのですが、そんなことは置いておいて、本題はこのジャケの愛らしさです。オリジナルはもちろんブラジル盤でレーベルは名門『Elenco』(『Apresentando』というタイトルです)。なので、そちらのジャケットのデザインはお馴染みのモノクロ+ヴィヴィドな赤のもので、まぁ、雰囲気はある(ちょっとした彫刻状態…)のですが、こちらのフランス盤の”愛らしさ”はありません。

● Rosinha de Valenca (ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサ) – Com que roupa

そんな訳で、こちらのフランス盤、特にフランスらしさも感じさせないのになんだか印象に残る…、そんなセンスの良さを感じさせるところが好きです。こう言う何気ないけど印象に残る構図とか、配色を考えたデザイナーさんやディレクターさんって、きっと本当にセンスが良かったのだと思うのです。まぁ残念ながら、そういう人って、その名前は残らないのが世の常ですね。やはりヒット作的なものは重要です。もし、細々とでも、その作品を辿っていければ評価もできるのだろうけど、名前を記したり、残したりすることに興味ない人ってのも居ますからね。かく言うボクも比較的そのタイプな気がする(作り終えると満足していろいろと忘れてしまう…)ので、最近ちょっとわかる範囲で自分の仕事を振り返りつつ、こちらの「works」(お仕事)のページで、少しづつまとめてもらったりしています。

まだまだやりかけで、ごく一部ではありますが、「そう言えばこういうのやったなぁ」と言う作品もいろいろあって面白いです。デザイン関連はとりあえず「design」にありますが、普通に考えて自分のショップレーベルのデザイン関連仕事はほぼ全部を自分でやっている(全部クレジットが「mini designs.」になっている…)ので、抜粋することもできない状態ですww。どうぞ気長にお待ちください。