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サーカス (Circus) – 愛で殺したい

サーカス (Circus) - サーカス 1 (Circus One) (Used LP)

ボクはかなりサーカス(バンドね)が好きだ…。

大変失礼だけど、昔は「ああ、あのどこでも売ってる安いレコードの人たちね…」とか思ってた…(スミマセン)。当然のことながら、たくさん出回っているレコード=売れているレコードには理由がある訳で、その理由は色々だけど、サーカスの場合(一応、デビュー当時は、男女2人ずつの組み合わせ+三人姉弟と従姉、と言うセールス・ポイントがあったそうですよ)は、ちゃんと実力が伴っている、と言うか聴けば聴くほどにすごいな、と実感させられてしまうくらいにスゴイ。そう、「ああ、あのどこでも売ってる安いレコードの人たちね…」と思っていた頃はただ単に、ボクが大して音楽も聴いていない(正確には、感動していない)クソガキだっただけの話です。楽曲のアレンジも前田憲男先生によるもので悪い訳がなく、今聴いても非の打ち所のないメロウで小気味良いアレンジで、彼らのハーモニーを活かしまくってます。

ちなみに、この曲にはちゃんと振り付けもあって踊れるところを ↓ でも発揮していますネ。うーん、衣装も含めてイイですネ。

ちなみにこの「愛で殺したい」は、フランスの男性SSW、ミシェル・フュガンの名曲「Une Belle Histoire」のカヴァーですが、この日本語の歌詞も良いです。ただ、歌詞という点に関しては、しばたはつみさんが歌う同曲の別カヴァー「私の彼」も素晴らしい。何が素晴らしいかって?歌詞の中に出てくる『彼』が、”本物のクズ”なんです(笑)。実はこのしばたはつみVer.もアレンジは前田憲男先生で、よりアッパーで格好良いんですが、気持ちよくメロウな点ではサーカスVer.が上かなー。ま、比べる必要ナイけど。

そう言えば”振り付け”で思い出したけど、本家のミシェル・フュガンは自身のバンド、ル・ビッグ・バザールとのライブの時は、そうとう派手な振り付けをかましていてオモロイです…、

真似して踊りたくなるでしょ(笑)?でも ↑ なんてまだ可愛い方で、この名曲「Attention mesdames et messieurs

(この動画はドイツ語Ver.ね)なんてもうまさに『歌うサーカス(学生の文化祭・仕様)』状態でサイコウです…。口パクとは言え、動きすぎやろ、って突っ込みたくなりますね(ところどころでミシェルさんが息切れしてるとか、センター外しちゃってるのは愛嬌ヨ(笑))。ル・ビッグ・バザールのみなさん、すごく修行を積んでいる感じがしますねー。

話が脱線したけど、日本のサーカスはたぶん、本家のミシェル・フュガンありきで独自の進化を遂げた訳ですね(「Mr サマータイム」もフュガンのカヴァーですからね)。と言うことで、本家も、サーカスもステキです。あ、サーカスと言えば、大瀧詠一氏の名曲「夢で逢えたら」のカヴァー、ボクはサーカスのVer.が一番好き、かも知れない…。