ブラジルの、というか、南米大陸の最東端、パライバ州の州都ジョアンペソアの二人組グルー・トリップが作ったちょっと変でとっても中毒性の高い名盤。まぁ、カテゴライズしにくいので、日本では普通にワールドミュージックとしてしか括られないし、そのワールドの中でもブラジルの音楽といえば当然にボサノヴァかサンバ、MPBみたいな感じしかクローズアップされない訳なので、こんな、サイケなのかポップスなのか、ヒップホップなのかトリップホップなのかよく分からない音楽は敬遠される、というか、敬遠される前に誰の関心も引かない、ということは良くわかっています。だって、ボクはもう大人だもの。
で、だからなに?って話ですが、この二人、恐らくものスゴい才能の持ち主だと思いますよ、ボクは。だって、このアルバムすごくイイしね。ちなみに、この二人組はすでに分かれて活動しているので、二人組のグルー・トリップの作品はこの先はもう出ないかも知れないけど、ひとまずこの作品を残してくれただけでヨシとしようと思います。それくらいにイイ作品。残る感じの作品です。